石炭の成因について
石炭の成因(石炭になるまで)
成因植物
石炭紀時代(紀元前2億4千万年前~3億年前)
トキク、羊葉類の隠花植物が石炭になった。
第三紀時代(紀元前2千5百万年~6千万年)日本の石炭がこの時代にできた植物。
大部分が針葉樹類(セコイヤという米松の一種)
炭層の成因
流水説
植物が流水によって運ばれて沈積し、水底に漂着して石炭層を形成した。
原地成因説
植物が生育した場所に堆積し、そこが地殻の変動によって水中に没している炭層を形成した。
これは、炭層の下に植物の根があることによって、そのように言われている。
原地漂積共成説
流水説、現地成因説で説明されない石炭もあるので、両者共に原因があるとしてこの説をとっている。
炭化作用
空気中での朽敗作用
水中での泥炭化作用
上記2つの作用によって、堆積した植物が腐敗泥炭化して地中に埋没し、ここに加圧、乾留作用が加わる。加圧作用では植物を圧縮して、ち密質にする。乾留の熱は、地層の断層としゅう曲等の大移動、火山岩の侵入、温泉熱等によって乾留される。
石炭は、この圧力、温度と乾留時間の長短によって亜炭、褐炭、瀝青炭や無煙炭になっている。
また、火山岩の侵入によって高温度になった部分は、すこぶる炭化作用が進んで無煙炭や「せん石」(天然コークス)となることは珍しいことではない。天草の無煙炭や筑豊の「せん石」がその一例である。
珪化木について、筑豊では「松岩」と呼び、三池では「ゲッテン」、北海道では「玉石」と呼んでいる。第三紀層の炭層の中に限られているようである。
松柏科に属する植物が珪化してなったものと思われ、主に植物の根や樹幹あるいは節のところが多い。

直方市石炭記念館
■開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで) ■休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館)12月29日~翌1月3日
■入館料 <一般>100円(60円) <大高生>50円(30円) 中学生以下入館無料
( )内は20名様以上の団体料金
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