旧筑豊炭田の経営者たちによって開設され、今年で110年の節目を迎えます。
会議室では、石炭輸送問題、鉱山保安問題、採炭制限による単価調整等々を討議していました。
明治から昭和にかけて日本の近代化を支えた、筑豊における石炭産業の指揮所だったのです。
また、救護練習所模擬坑道は、1912年(明治45年)に筑豊石炭鉱業組合により建造された施設で現在残っているものは1920年(大正9年)につくられたものです。1968年(昭和43年)までの間、数多くの救護隊員を養成しました。
直方市石炭記念館には、当時使用していたドイツ製ドレーガー式救命器(酸素呼吸器)が展示されています。
このように、直方には近代の歴史上、貴重な施設が現存しています。
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