中川 一政 (なかがわ かずまさ) (1893〜1991)

「バラの花」 油彩 72.7×60.6cm


「画は汚くてもよいのだ。それよりも生きているか死んでいるかが問題だ。」とは、この絵の作者、中川一政の言葉です。その言葉通り、色とりどりの薔薇は、表面上の美しさより、力強さや息遣いといったものを大切に描かれているように感じます。
中川一政は明治26年に東京で生まれ、97歳で亡くなるまで現役で活動した画家です。絵を描き始めたのは、21歳の時に知人を通じて絵具一式を手に入れたのがきっかけでした。
以後、岸田劉生をはじめ、多くの人々との出会いがあったものの、自分の眼を信じ、全くの独学で絵を描き続けました。それだけに、彼の表現には借り物ではない生き生きとした力が込められています。
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