安永 元典 (やすなが もとのり) (1949〜)

「織物の上の静物」 1998年 油彩 22.0×33.3cm


本物と見紛うほどに精巧に描かれた静物は、思わず近づいて見入ってしまいます。作者の安永元典氏は、直方市出身。「そのものの美しさを描きたい」という思いから、デフォルメを一切しない緻密な画面を作り続けてきました。 彼のモチーフにはこうした静物の他に、新聞紙や石があります。特に石シリーズにおいて「静かにものを見つめることで、自分自身を見つめる」という作者の精神性が顕著に表れています。彼の作品は、私たちが普段見慣れたものの中にある、見落とされた美しさを気づかせてくれるのです。
fudetarou
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直方谷尾美術館
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